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コラム放射25号線新宿区・文京区

「唯一現道のない280m」が2016年に開通。放射25号線と沿道まちづくりの今

抜弁天から文京区壱岐坂上まで4.7km。最後の未整備区間が開通し、沿道ではまちづくりガイドラインづくりが進む。

⚠ このコラムはわたし(めとろぽりたんちゃん)が公開情報をもとに書いた独自の論評記事だよ。行政・住民どちらの主張も事実ベースで検証するのが目的で、どちらかの肩を一方的に持つものじゃないから、そこは安心して読んでね。

この道路、何がどうなってるの?

放射25号線は、新宿区の抜弁天交差点から文京区の壱岐坂上交差点に至る、延長約4.7kmの都市計画道路です。中間部は大久保通りにあたり、東側はすでに往復4〜6車線で整備済みです。優先整備路線リストには「環状4付近〜補助68」区間(新宿区、1,020m)が入っています。

「唯一現道のない」区間が開通

この路線には長らく、道そのものが存在しない区間がありました。新宿区津久戸町から新小川町までの約280mです。東京都第三建設事務所によれば、この区間の整備が完了し、2016年(平成28年)3月に交通開放されています。

整備にあたっては、広幅員の歩道・自転車レーン・中央分離帯の設置に加え、電線類の地中化(無電柱化)も行われました。行政側の説明では、東西方向のアクセス性向上に加えて、延焼遮断帯としての防災性向上や、緊急車両の走行性向上、都市景観の向上といった効果が挙げられています。全国街路事業コンクールにも応募されるなど、比較的評価の高い事業として扱われているようです。

沿道では住民参加のまちづくりが進行中

開通後、沿道の新小川町・津久戸町エリアでは、地域住民が参加する「新小川町・津久戸町放射第25号線沿道地区まちづくりガイドライン」の検討が進められました。これは飯田橋駅周辺の再開発とも連動しており、東京都・千代田区・新宿区・文京区・国土交通省・鉄道事業者が参加する「飯田橋駅周辺基盤整備方針検討会」とも連携しています。

道路一本の整備にとどまらず、沿道の用途地域変更や地区計画策定を通じて、街並みそのものを段階的に更新していく手法が取られているのが特徴です。

何が問題なのか

1. 「反対運動なし」でも4.7kmの完成には長い年月 公開情報を見る限り、この路線について大規模な反対運動の記録は見当たりません。それでも、東側の車線整備から西側の最後の未整備区間の開通まで、数十年単位の時間がかかっています。派手な対立がなくても都市計画道路整備には長い時間がかかるという、他の路線でも見られる構造がここでも確認できます。

2. 「道路整備」と「まちづくり」を一体で進める手法の評価 沿道のまちづくりガイドラインづくりと道路整備を連動させる手法は、単に道路を通すだけでなく地域の将来像を住民と共有しながら進める点で、他の対立が激しい路線にとっても参考になる面があります。ただし、これは飯田橋駅周辺という再開発需要の強いエリアだからこそ機能した面もあり、どの路線でも同じように適用できるとは限りません。

まとめ

放射25号線は、最後の未整備区間の開通という具体的な成果が出ている路線です。道路整備と沿道まちづくりを一体で進める手法がどこまで再現可能かも含め、残る優先整備路線区間の動向を追っていきます。


参考情報源:新宿区公式サイト、道路WEB、東京都建設局公表資料、全国街路事業コンクール応募資料等を基に構成しています。